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情熱だけでは足りなかった――効率という物差しで測れない「56日」の意味
問 東京都内に住む男性Y(60歳)は、長年勤めた会社を退職したのを機に、自らの愛犬・小太郎(2歳の柴犬のオス)の飼育を通じて培った知識を活かし、人と犬猫の共生のための活動を開始することを決意した。この事案に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 Yが第一種動物取扱業者として開業する場合、第二種動物取扱業者として活動を開始する場合、いずれの場合であっても、Yは、その事業所の所在地を管轄する都道府県知事等の登録を受けなければならない。
2 Yが犬猫の販売を行うペットショップを開業する場合、第一種動物取扱業者としての登録を受けなければならないが、大富豪Zが私財を投入して動物園を開園する場合は、第一種動物取扱業者としての登録を受ける必要はない。
3 Yが、東京都知事から第一種動物取扱業者としての登録を受けた場合、当該登録の有効期間は登録日から10年間であるから、その期間の満了後も引き続き第一種動物取扱業者として事業を営むことを希望するのであれば、Yは登録の更新を受けなければならない。
4 犬猫等販売業者としてペットショップ(販売用犬猫の繁殖も行うものとする)を開業したYは、原則として、生後56日(8週)を経過しない犬又は猫を、販売のために陳列し、又は販売に供してはならない。その趣旨は、幼少期の動物を親や兄弟から引き離すことによる問題行動の発生を抑え、犬猫の健全な成長を促すことにある。
5 Yは、店舗の維持費を抑えつつ業務の効率化を図るため、実店舗を構えずオンラインショップのみで営業するというビジネスモデルの着想を得た。購入を検討中の顧客に対して、ショップのECサイト上で犬猫の写真や動画を閲覧させ、購入の申込みを受けたときは、一度も顧客と対面することなく、また、動物の適正な飼養又は保管の方法を説明しないままオンラインで売買契約を締結し、現地の運送事業者を通じて犬猫を配送することとしたが、このような販売形態も適法である。